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お口の状態により、開始時期も一定ではありません。
前歯が生えかわる7歳ごろから9歳ごろに始めることが比較的多いです。
中には乳歯列期から始めたほうが効果的な場合もいあったり、逆に永久歯に生えかわってからのほうがいい場合もあります。
はぐきがある程度健康であればいくつになっても歯は動かせるので、年齢制限はありません。
個人差はありますが、ワイヤー矯正の場合は、歯の動き始めに通常多少の痛みを伴います。
治療後2日目くらいがピークで1週間は続きません。
歯が浮くような違和感や鈍い痛み、また噛むと痛いといった症状ですが、この痛みにも徐々に慣れていきます。
個人差があるので、半年で終わる方もいれば、3年くらいかかる方もいらっしゃいます。
成人の場合平均2年くらいで歯ならびが綺麗になり、その後の保定(歯並びが戻るのを防止する)します。
抜歯、外科的な処置が必要な場合は、処置の延期・治療計画の変更をしなければならない事もあります。
通常の矯正治療は問題なく続けられます。今までも、矯正治療中に妊娠・出産された方もいらっしゃいます。産後、お子さまを連れて通院いただけます。
基本的には虫歯にならないよう歯磨きを徹底していただきますが、万一、虫歯になってしまったら、場所により、装置そのままあるいは、装置を部分的にはずして治療します。
問題ありませんが、必要があれば、マウスガードを作ったり、またブラケットを覆うようなワックスをお渡しします。
治療の第一選択は抜歯をしないということであるのは当然のことです。最近は材料・装置の進歩により非抜歯治療の可能性がたかくなってきました。
しかし、あごと 歯の大きさのアンバランス、骨のずれの量、口元の突出がある場合は、抜歯をする事により最善の治療結果が得られるような場合もあります。
月に一度(3〜4週間毎)くらいの間隔で治療するのが、一般的です。
お子さまの矯正の場合は2ヶ月毎の通院の場合もあります。
通常のお食事は支障ありません。
ただ、装置にくっついてしまうガムやキャラメル等は控えましょう。