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マウスピース型カスタムメイド矯正
― インビザライン薬機法対象外・アソアライナー
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社が開発した治療システムで、世界各国で採用されており、2018年現在、約550万人の患者様が利用しています。
最近、一般の歯科医院にて、マウスピース矯正を行っている医院はたくさんあります。
しかし、マウスピース矯正を行う際にも、当院では、きちんとした頭蓋骨のレントゲン等の診断・分析を行った上で、その方の骨格、歯の大きさ、歯列弓の大きさに合った歯の動かし方を決定しております。
歯だけを見て、単に歯を動かす事はせず、マウスピース型カスタムメイド矯正装置の場合も、ワイヤー矯正装置で行うステップと同じ分析診断のもと、進めていきます。
また何かの理由で、マウスピース矯正装置を使えない、あるいはマウスピース型矯正装置のみでは限界があるような方にも、途中から、目立ちにくいワイヤー矯正に変える事が出来るのも、矯正専門の歯科医院だからこそです。
専門医院ならではの、質の高い多彩な治療を提供することが出来ると思っております。
- ・透明で薄いため、ほとんど目立たない
- ・取り外しできるため、歯みがきしやすく衛生的(むし歯のリスクも低くなる)
- ・ワイヤー矯正装置は1ヶ月に一度の通院だが、いくつかのマウスピースをお渡しするので、通院は通常
1.5ヵ月〜2ヵ月ですむ - ・ワイヤー矯正装置のようにワイヤーが壊れる事がないため、食べたいものが食べられる
- ・ワイヤー矯正装置と比較し痛みが少ない
- ・使用時間(1日20時間以上)が短いと、矯正治療がうまく進まず、また歯髄充血・壊死を起こす事もあ
りうる - ・慣れるまでは発音しづらい
- ・状態によっては、一時的に側方歯に部分的な矯正装置を装着する必要がある
【iTero】
iTeroは、口内を立体的にスキャニングできるデジタル装置です。従来の実際に歯型をとって、模型を作る手法とは異なり、スキャンしたデータをすぐにモニターでチェックできます。また、コンピューター分析より、さらに精緻に口内のデータを採取できるなど、インビザラインの治療計画にはなくてはならないものです。
3Dシュミレーションで、歯のみではなく、歯根や顎の骨も含め治療計画を経てていきます。当院で使用している「iTero エレメント・フレックス」は、従来のiTeroに比べてコンパクト設計で、お口の中に入れたときの不快感がより少ないです。従来の歯型を取る際は、シリコンでとるため、患者様の負担も大きかったのですが、
このスキャナーにより、患者様の負担を減らし、より正確でスピーディーに行えるようになりました。
アイテロ(iTero)は、アメリカのアラインテクノロジー社によるデジタル印象採得装置で、日本国内では2017年に医療機器製造販売承認を取得しました。
インビザライン・システム(invisalign)は、アメリカのアラインテクノロジー社より提供されている、カスタムメイドの矯正装置ならびに、これらを用いた治療システムを指します。日本国内では、この材料自体は薬事認証を取得していますが、装置自体は厚労省の認可(医薬品医療機器等法上の承認)は得ていないため、
まだ明らかになっていないリスクが存在する可能性があることをご了承ください。なお、インビザラインを用いた治療は保険適用外の自由診療となります。
- ※1日20時間以上装着できないと治療がうまく進みません
1日20時間以上の装着が必要です。装着を忘れがちだったり、装着時間が短かったりすると歯がなかなか動かず、また治療自体もうまく進みません。 - ※適用できない症例もあります
以前は、歯の移動距離が大きい症例や、抜歯が必要な症例はマウスピース型矯正装置治療ではうまく出来ないと、症例が限られていました。
しかし最近では色々な不正咬合の症例にも、補助的な装置と併用したりすることで、マウスピース型矯正装置での治療の幅が広がってきました。
補助的装置(カリエール、ブラケットとワイヤーを使った矯正部分的な装置)を併用する事により、治療期間が長くなるのを防いだり、よりよい状態にもっていくことも可能となります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン・薬機法対象外)の注意事項
目立ちにくい矯正
今までの目立つイメージの金属装置ではなく、目立ちにくいタイプのものを使っています。 また年々製品開発が進み、従来のものと比較すると摩擦が小さくなりました。
- セルフライゲーションブラケット装置 (デーモン、クリッピーC、SL-line 等)
- セラミックブラケット装置(InVu、 COBY 等 )
- ・装置が以前より小さくなった
- ・歯の色に近いため、金属のブラケットより目立ちにくい
- ・費用が安い
- ・至近距離からだと、矯正装置が見える
- ・歯磨きがしづらい
ワイヤーの種類
ホワイトワイヤー
裏側からの矯正は発音が心配、治療費がかさんでしまうという方には、
従来の金属ワイヤーではなく白色のワイヤーがお勧めです。
当院で使用しているホワイトワイヤーは見えるところのみ白くコーティングしてあるため、従来の金属ワイヤーと効果に変わりはありません。
ブライダルのための矯正で更に美しく・・
純白のウェディングドレスに包まれた貴女の笑顔を
より美しく最高なものにするため、
当医院でもお手伝いさせて頂きます。
歯並びが気になるけど、1年〜半年後に結婚式を控えているのに、矯正装置なんて付けたくない・・
それはもちろんです!人生1度の結婚式。写真やビデオにだって一生残ります。
笑顔に大切な前歯から優先に治療を開始、お式の直前に装置を外します。
前歯の動きが間に合わない場合は、いわゆる差し歯などを作って歯並びを一時的に整えます。
結納を済ませました・・まだ間に合いますか?
お式の1年前に治療に入るのが理想的です。ですが急なご結婚等は半年前でも可能な方もいらっしゃいます。まずは1度ご相談ください。
一時的とはいえ、装置を外してしまったら、歯並びが元に戻ってしまい、また初めからの治療になるのでは?
装置を外している期間は、朝晩などに透明マウスピースを付けて頂きます。
マウスピースをきちんと使用して頂ければ、治療が始めからになることはありません。
私(新婦)ではなく、彼(新郎)の歯並びが悪いです。
そうですね、結婚式は2人のもの。当院のブライダルのための矯正は女性に限ったものではありませんので、これから新郎になる方もぜひ、ご相談下さい。
表側矯正を始めてから結婚が決まりました・・途中からブライダルのための矯正をお願いできますか?
別途料金が発生致しますが、可能です。
ブライダルではないんですが、大事な発表会を控えています・・同じように装置の取り外しをして頂けますか?
現在この治療方法がブライダルのための矯正と呼ばれるようになりましたが、実はブライダルのための矯正と名の付く前から、このような治療法を行っております。お気軽にご相談ください。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
@最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。(とくにワイヤー矯正装置の場合は痛みが大きい傾向にあります)おおむね、数日〜1、2週間で慣れることが多いです。
A歯の動き方には個人差があるため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
B装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
C治療中は、装置のため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。矯正治療途中でも歯の治療を行って頂きます。
D歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、とくに成人の方は歯ぐきがやせて下がることがあります。
Eごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
Fごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
G治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
H治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
I様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
J歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
K矯正装置を誤飲する可能性があります。
L装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
M装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
N装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをご提案する場合がございます。
Oあごの成長・発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
P治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
Q矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。